2.鉄をつくる 弥生時代の終わり頃になると、鉄をつくる技術が伝えられ、各地で鉄づくりが発達しました。 特に吉田町には良い砂鉄があり、木炭にする木もたくさんあったので、鉄づくりに適した土地として非常に盛んに鉄づくりが行われました。 砂鉄と木炭を使った独特の鉄づくり…この方法を「たたら製鉄」といいます。 室町時代までは、「野だたら」といって、山の中ほどで、風のよく吹く所など斜面に炉を築いて鉄を作っていました。 江戸時代になると、雨が降っても濡れないように高殿という建物を作り、その中で鉄を作るようになりました。これを「永代だたら」といいます。 吉田町の菅谷地区にある高殿は、その名残りです。これは今から250年くらい前に作られたものといわれています。
2.鉄山師 田部家 蔵のなかでは、田部家について紹介してあります。 日本一の山林王として知られるほどたくさんの山を持っていた田部家は、室町時代には「たたら製鉄」を始めたと伝えられています。 田部家ではどのようにして鉄が作られていたのか、また、そこに働く人々の給料はいくらだったのかなど、今でも興味ある内容を古い文書で見ることができます。
3.鍛冶集団 たたらで作られた鉄は、多くの人々の手を経て生活の場へと姿を変えていきました。 鋼造り、大鍛冶、馬・人・船による流通、小鍛冶…。鋼造りの眼、大鍛冶の労働は当時の人の技と生活を私たちに語りかけてきます。
4.村の鍛冶屋